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不動産一括査定の前に知っておくべき査定方法【賃貸編】

2020年9月15日

不動産一括査定の前に知っておくべき査定方法【賃貸編】

いずれは住み替えを考えているけど、とりあえず今の不動産がどれくらいで売れるのか、貸し出すとしたらいくらなのかを知りたい…このようにお考えの方も多いのではないのでしょうか?

まだ明確には所有物件をどうするか決まっていなくても、「マンションを貸したい」「物件を貸す」などと入力すると、サイトトップに不動産一括査定サイトがでてくるため、無料なら登録してみようとサイトに登録してみたところ、複数社から予想以上の電話やメールがかかってきて迷惑だったという声をきくことも少なくありません。

 

中には仕事中というのにも関わらず電話を鳴らし続ける業者もいます。業者側の管理したいという熱量と、自身の貸したいという熱量が合わないとこのような事態に陥ります。不動産一括査定サイトの仕組みを把握しておくだけでなく、査定の仕方についても理解しておくことで、時間を無駄に使うこともなく効率的に不動産投資を始めることができます。今回は、不動産賃貸の主な査定方法と不動産一括査定サイトの仕組みについて解説していきます。

不動産一括査定とは?

不動産一括査定サイトとは

不動産一括査定サイトとは、お部屋の賃貸管理会社をどこに任せようか悩んでいるお客様向けに、おすすめの管理会社から査定額や管理プランの提示がなされるようなシステムとなっています。不動産一括査定に登録すると、サイト側でご希望の条件に合う管理会社や、対象地域の管理を担当している管理会社などが抽出され、複数の管理会社に対して登録情報が渡されます。この情報をもとに、対象となった管理会社から査定額の提示や、管理プランのご説明がなされることになります。

会社数は登録サイトによって異なりますが大体1サイトあたり6~10社程度に連絡が回されることになります。最大査定数などの文言で会社数が明示されているサイトが多いので、一度確認してみるべきでしょう。

不動産一括査定サイトの登録の流れ

不動産一括査定サイトは、マンション貸す.comやイエカレ、HOME4Uなど大手IT関連企業が運営しています。名前や連絡先、物件の住所や名称などの情報を入力することで一括査定サイトに登録がなされます。

リロケーションやサブリースなど、希望があれば項目を選択できるサイトもあります。複数社から査定に関する連絡が来ることになるので、不要な連絡を避けるため、お貸出しのきっかけや、査定サイトへの登録理由、貸出し時期など細かな内容が決まっているのであれば、登録時に入力しておいたほうがその後に管理会社に連絡する手間が減ります。

不動産一括査定のメリット・デメリット

まずメリットとして、自分の物件に最適な管理会社を自分で選ぶ手間が減るという点があります。今や、不動産会社はコンビニの数より多いといわれています。大手不動産会社の数は限られていますが、地域に密着した不動産管理会社やその物件に特化した不動産管理会社というのは大手に限らず、中小企業のほうが自分の物件や条件に合っているといった可能性もあるので、自分でそのような管理会社を見つけるのは難しいでしょう。複数社から連絡が来ることになるので、査定サイト上で抽出された不動産会社の中から管理プランを比較し、検討できるため自分で管理会社を探す手間は省けるかと思います。

一方、デメリットとしては、想像以上に電話やメールがかかってくることになるため、電話が鳴り続けるので仕事などに支障が出てしまうことです。一度連絡に出て断りの電話等を入れるまで鳴りやまないので、仮に連絡がたくさん来て困るという場合には断りの電話を入れるべきでしょう。

不動産査定ってどういうもの?

不動産査定の方法 ①机上査定

対象物件に訪問するのではなく、データベースの情報を調査して大体の賃料を決定する方法です。まずは、お部屋の間取り・専有面積を確認したうえで、査定額の調査に移ります。

この間取りについてはデータベースからパンフレットを取り寄せれば確認できるケースがほとんどですが、販売予定のパンフレットの間取り以外に追加オプションをつけているといった可能性もあるため、購入時の契約書中にある図面を参考にします。賃料は、直近5年以内の賃料相場や成約事例をみて決定します。

SUUMOやathomeなど、個人向けのポータルサイトで募集事例を調べることもできるので、まずは自分で物件名を入れて募集事例について調査してみてもいいかもしれません。

不動産査定の方法 ②訪問査定

訪問査定とは、実際にお部屋を見たうえで正確な査定額を捻出する方法です。大体の賃料の設定方法は机上査定と変わらないため、直近の募集事例や成約事例から賃料相場を割り出し、最低賃料を踏まえたうえで、お部屋の設備や賃貸条件をもとに正確な査定額を割り出します。バルコニーの向きが東南向きだったり、角部屋だったりすると評価も上がります。また、築年数の古い物件でもお部屋をリノベーションしてあったり、水回りだけでも整備してあると査定額は上がります。

特に戸建ての場合、マンションのように賃貸事例がないため、相場は地域の㎡単価で捻出できますが、付属設備や収納数、水回りの綺麗さなど細かい点をチェックしたうえで査定額を決めていきます。

不動産査定を依頼するべきタイミングは?

急な転勤や引っ越しが決まり、ばたばたと引っ越し準備を進めてからいざ所有物件をどうするか決める・・・これでは正直遅いです。どこの管理会社に管理を任せるにしても、査定から募集までいろいろと時間がかかるものです。貸出しをするかもしれないと決まったタイミングで査定の依頼を出し、複数の会社から連絡が来ると困るといった場合には、一括査定サイトではなく、地域の不動産に相談してみたり、管理会社のHPを確認し、内容がよさそうなものに対して問い合わせしてみたりと自ら管理会社を見つけてみましょう。

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